英スタでは過去、知名度、評価が高い二つの『英会話教材』をレビューしました。
ただ、レビューを読んだ方からは「で、結局どっちがおすすめなの?」「それぞれの教材レビューだけじゃ違いがわからん!」という声がいっぱい(゜Д゜;)
ということで、考えました。
『よろしい、ならば徹底比較だ』
誰もが知りたい、下記の5項目が調査対象!
■ 難易度…初心者向け?中級者向け?
■ 勉強方法…どこでもできる?家でしかできない?
■ 学習期間&学習時間…終了まで何ヶ月ぐらい?一日あたりの学習時間は?
■ コスパ…無理なく払える金額?その金額を出す価値はある?
微妙なとこは「ここはダメ」情け容赦なく叩きますΨ( `▽´ )Ψ
これを読めば、あなたに合った教材がわかる……!?
↓↓↓ではでは、徹底レビュー開始↓↓↓
「今回の教材ガチバトルは英会話教材の『ロゼッタストーン』と『アルク1000時間ヒアリングマラソン』でーす」
「この2つは辛口ランキングとかでも結構評判がいいよね」
「路線は全然違うのに、両方とも好評価っていうのが面白いよねー。もちろん好き嫌いはあるだろうけど」
「両方とも、結構クセが強いよね。だがそれがいい」
「どっちが自分に合ってるのか? どっちが取り組みやすいのか?」
「レッツ 徹底比較~!」
ROUND1 特徴
「まずはそれぞれの特徴、一番の売りポイントいってみようか」
「これは真逆レベルに違うねー。『ロゼッタストーン』は『トレーニング中心』で『話す』を徹底的に訓練できる。『ヒアリングマラソン』は『リスニング中心』で、あらゆる国の英語を『聞く』ことができる」
「『ロゼッタストーン』はトレーニング中心?どういうこと?」
「『ロゼッタストーン』はパソコンでの『問題演習』教材なんだ。クリックで写真を選んだり、マイクに向かって直接喋ったり、キーボードで直接入力したり」
「マイクに向かって話す? オンライン英会話じゃなくて?」
「うん。音声認識ソフトがついてるからね。誰に聞かれることなく発音チェックできるんだよ」
「うわぉ」
「対し、『ヒアリングマラソン』はテキストを見ながらCDを聞く、いわゆるリスニング系教材だね。こっちはCD+テキストのシンプル仕様。その分音声の種類に超こだわってて、アメリカにイギリスに非ネイティブに、とにかく世界各国のリアルな英語に触れられるようになってる。楽天の三木谷社長も『ヒアリングマラソン』を聞きまくったっていうから、教材のクオリティはお墨付き」
「なるほどね~。んじゃ、具体的にどんな英文が入ってるの?」
「『ロゼッタストーン』は基本的に短文で、会話文が多い。『ヒアリングマラソン』は長文がメインで、会話文やニュース、インタビュー、映画レビュー、フリートークその他もろもろ、色んな種類がある」
「そっか、『ロゼッタストーン』は話す教材だから短文メインで、『ヒアリングマラソン』は聴く教材だから長文メインなんだ」
「そういうこと! それぞれ、実力を付けやすいように最適なテーマを選んでるんだよ」
中心ポイント | 文章の長さ | 形式 | |
---|---|---|---|
ロゼッタストーン | 話す(発音)中心 | 短文メイン | パソコンソフト |
ヒアリングマラソン | リスニング中心 | 長文メイン | CD+テキスト |
ROUND2:難易度
「お次は難易度!英会話教材って難易度わかりにくいんだよね~」
「これはハッキリしてる。ロゼッタストーンが初心者向け、ヒアリングマラソンは中級以上」
「ふむふむ。自分のレベルに合わせて選んだ方がいいってこと?」
「『ヒアリングマラソン』は『英検2級以上、TOEIC550点以上』って明言してるからね。そこに届かない人は『ロゼッタストーン』の方がいいんじゃないかな。ただ、センター試験で筆記リスニング合わせて160点程度以上取れるような、学生時代ある程度勉強した人だと『ロゼッタストーン』は正直かったるい」
「かったるいとな!?」
「全部でレベル5まであるんだけど、レベル3より下はぶっちゃけ小学生レベルだからね。レベル1なんて単語の発音からだよ!いまさら『girl』や『apple』の発音練習をするのはさすがにちょっと気恥ずかしいっしょ?」
「簡単すぎるのも考えものだよね、張り合いないとやる気出ないし」
「簡単すぎるところは飛ばせばいいけど、そうはいってもね……。『ヒアリングマラソン』はその点、歯ごたえはバッチリ。全くの初心者や文法知識のない人だとキツいけど、取り上げられてる内容が面白いし、聞きごたえがあるはず。
英語に全く自信がない人、5年や10年のブランクが空いてる人、とにかく『話す』特訓がしたい人は『ロゼッタストーン』もアリだと思うけど、しっかり勉強してる人、スキルアップしたい人は『ヒアリングマラソン』の方が向いてるんじゃないかな」
ROUND3:勉強方法
「次に『勉強方法』いってみようかー」
「さっきも言ったけど、『ロゼッタストーン』は問題演習中心で、『ヒアリングマラソン』はリスニング中心だね。ただ、『ロゼッタストーン』の問題演習は『声を出す』のがポイントだから、声が出せないところでは効果が半減する。アプリ版もあるから、一応外でもできないことはないんだけど」
「『話す』トレーニングなのに声が出せないんじゃしょうがないもんね。やっぱり家でやるのがメインかな」
「だね。対し、『ヒアリングマラソン』はCD+テキストのセットだから、電車の中や車での移動中、静かな喫茶店とかでも勉強できるし、手が離せなくてもできる」
「なるほどー。場所選ばないのはいいね」
「ただし、ヒアリングマラソンは『聞き流し』はNG。ちゃんと真剣に聞くのが前提だよ」
「ロゼッタストーンも問題演習だから解かなきゃ始まらないし、どっちにしろ真剣に取り組まないとだね」
勉強方法 | 持ち運び形式 | |
---|---|---|
ロゼッタストーン | 問題演習 | パソコン&スマホアプリ |
ヒアリングマラソン | リスニング | CD+テキスト |
ROUND4:学習期間&学習時間
「お次は『学習期間&学習時間』!英会話は年単位で時間かかるっていうけど、この2つの教材はどうなの?」
「『ロゼッタストーン』はオプションのネット系学習コンテンツの有効期限が15か月あるよ。本編の分量的にも、そのぐらいかかると考えていいんじゃないかな。対する『ヒアリングマラソン』は12か月のコース”だね」
「ふむふむ。両方とも大体1年ちょいってとこか。一日辺りの推奨時間は?」
「『ロゼッタストーン』は特に推奨時間はないね。5~15分ぐらいの量で1コーナーになってるから、自分の好きな分量を解いていけばいい。毎日やるもよし、休みの日にまとめてやるもよし。一年間で終わらせるなら一日1時間ぐらいが目安だよ」
「なるほど。『ヒアリングマラソン』は?」
「一月分の音声のボリュームが140分ぐらいあって、これを自分のペースにあわせて聞いていく感じ。公式では『一日3時間』を推奨してるけど、自分のできる範囲でやるのが一番じゃないかな。CDには15種類ぐらいの音声が入ってるから、気に入った音声だけ何度も聞くって手もあるしね」
学習期間 | 教材が届く頻度 | 学習時間 | |
---|---|---|---|
ロゼッタストーン | 15ヶ月(オンライン有効期間) | 一括 | 推奨時間は特になし (1年間で完了するなら1日1時間程度) |
ヒアリングマラソン | 12ヶ月 | 毎月送付 | CDボリューム140分 (公式の推奨学習時間は1日3時間) |
ROUND5:価格
「最後は『価格』いってみよー」
「定価は『ロゼッタストーン』が49,800円、『ヒアリングマラソン』が52,290円」
「どっちも結構お値段張るねぇ」
「月額換算すれば『ロゼッタストーン』は4,150円、『ヒアリングマラソン』は4,358円だね。飲み会1~2回分ってとこか」
「そう言われるとなんか安く感じる」
「『ロゼッタストーン』も『ヒアリングマラソン』もボリュームたっぷりで、毎日がっつり取り組めるからね。1日1時間英会話教室に通うのと比べたら相当お得じゃないかな」
「あ、そっか。月謝制の英語教室に通ってると思えばいいのか」
「両方とも、その辺の駅前留学顔負けのクオリティだからね。好きな時に好きな場所でできるし」
「あれこれ本を買ったり英会話教室渡り歩くなら、この2つに集中した方がコスパいいよね」
定価 | 月額換算 | |
---|---|---|
ロゼッタストーン | 79,800円(体験版プレイで59,800円に) | 5,320円(体験版プレイで3,986円に) |
ヒアリングマラソン | 52,290円 | 4,358円 |
まとめ
「というわけで、『ロゼッタストーン』と『ヒアリングマラソン』を比較してきたけど、そろそろまとめに入ろうか」
「『話し中心で訓練したいなら『ロゼッタストーン』、聴く中心で訓練したいなら『ヒアリングマラソン』ってとこかな。『ロゼッタストーン』は一人でも話す特訓できるし、ネイティブとのオンライン英会話もできる。『ヒアリングマラソン』は毎月新しいのが届くから話題が新鮮だし、話題がとにかく豊富で楽しめる」
「路線は真逆だけど、それぞれの路線で突き抜けてるよね」
「話す楽しさと特訓を突き詰めたのが『ロゼッタストーン』、聴く楽しさと特訓を突き詰めたのが『ヒアリングマラソン』だね」
「ふむふむ」
「ただ、『ロゼッタストーン』の場合、話すことがメインだから『実際に使う場』がないとイマイチ張り合いがないんだよね。内容は日常会話系だから、単調といえば単調だし、目的がないとボリュームこなすのしんどくなりそう」
「確かに『ロゼッタストーン』は旅行とか留学とか、実際に使う場がある人向けかも」
「対し、『ヒアリングマラソン』は長文中心な分、内容が面白い。海外に行かなくても、身近に英語話す人がいなくても、『ヒアリングマラソン』なら楽しく勉強し続けられると思う。海外俳優のインタビューとか映画の解説とか、読み応えバッチリだし」
「旅行や留学、出張みたいな『実際に使う場』がある場合は『ロゼッタストーン』、それ以外は『ヒアリングマラソン』って感じかな」
「うんうん、そんな感じ!どちらか一つと言われたら『ヒアリングマラソン』をすすめるけど、『話したい』人なら『ロゼッタストーン』も役に立つと思うよ」
「使い道とレベル別での相性は表にまとめたから、自分の目的に合わせた方を選んでね!」
TOEIC 300点 ~英検3級 |
500点 英検2級 |
800点 英検1級 |
|
---|---|---|---|
日常・旅行 | ロゼッタストーン | ロゼッタストーン | ロゼッタ / ヒアマラ |
ビジネス | ロゼッタストーン | ヒアリングマラソン | ヒアリングマラソン |
試験対策 | ロゼッタストーン | ヒアリングマラソン | ヒアリングマラソン |
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