アメリカあるある。お金スラングとおつりの話

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突然ですが、ふたりのアメリカ人の会話をご覧ください。

“Hey, let’s go out tonight.”
“I can’t, I’m broke.”
・・・broke?( ゜Д゜)ポカーン

“I’m broke”

わたしは留学してアメリカの公立高校に通っていましたが、まず最初は英語のスピードについていけず聞き取りに一苦労・・・
やっと何を言っているのか大体わかるようになってきた頃、いちばんに疑問に思ったのがコレでした。

あいむぶろーく?壊れてるの?でも壊れてるなら受動態だからbrokenだよね?大体出かけるのと何が関係あるの???
ハテナマークをいっぱい浮かべて”Isn’t that supposed to be “broken”?”と聞いたわたしに、彼らは笑いながら言いました。
“I’m not broken, I’m broke!”

この表現、スラングですがとーっても良く使います。
これは「お金がない!」って意味の形容詞。breakともbrokenとも関係ありません。笑

あまり知られていない、こんなお金の呼び方も。

“Do you have a quarter?”
と聞かれたら、25セント持ってない?ってこと。1ドルの1/4だから、25セント硬貨はquarterと呼ばれているんですね。

よ~く見ると、硬貨にも”QUARTER DOLLER”と書いてあります。
1セント硬貨の事は”penny”、10セント硬貨の事は”dime”と呼びますが、5セント硬貨のことを”nickel”っていうのはあまり聞いたことがないかも・・・?使用頻度が低いせいでしょうか。

ドルをあらわす”dollar”の代わりに、スラングで“buck”と言うことも多いです。
“I only have five bucks.”「5ドルしか持ってないよ〜。」

めんどくさいおつりの数え方

日本では175円のものを買って千円札を出したら、当たり前のように引き算で「825円のお返しです」と返ってきますよね。
でもアメリカでは、商品価格におつりを足し始めるのです!!

1ドル75セントのものを買って10ドル札を出すと、まず25セントを渡されて”2 dollars,”
次に1ドル札を3枚渡されて”3,4,5 dollars,”。最後に5ドル札を渡されて”10 dollars. Thank you!”

中には金額を言わず”Here’s your change.”と返してくる店員さんも多いですが、まあ殆どはこの数え方。最初はビックリして逆に混乱しました。
アメリカ人には「日本人は頭いいよね!」と言ってくれる人が多いのですが、確かに引き算したおつりを一発で間違っていないか判断している日本人って、計算が得意なのかも?

どれも日常でよく使う表現なので、映画や本などから探してみると面白いかもしれませんね!