街はクリスマス一色ですね!今年は三連休ということで、ゆっくりクリスマスを楽しめる方が多いのではないでしょうか?
パーティーの後は是非、暖かいお部屋でのんびり映画を観ながら英語学習を!クリスマス映画は幸せな気持ちになれるものが多く、こども向けも充実しているので家族全員で楽しめますよ。
今回はこどもと観られるものから大人向けまで、おすすめの洋画をご紹介していきます。
クリスマスといえば、やっぱり「ホーム・アローン」!
原題も“Home Alone”、1990年の映画です。
クリスマスの家族旅行に手違いで置いていかれてしまったケヴィン。大家族にウンザリしていたケヴィンは「うるさい家族がいなくなった」と喜び一人暮らしを満喫しますが、少しずつ寂しくなってきた頃に泥棒たちが留守のはずの我が家を狙っていることに気付きます。
ひとりきりで家を守るべく、家じゅうに罠を仕掛けて泥棒を迎え撃つケヴィンの運命は・・・!?
この映画はわたしも子供の頃に観ているので、同じ年の息子と一緒に観られるようになり感慨もひとしお。
自分が親になるとお母さんに感情移入してしまって、胸がギュッとしたりハラハラしたり・・・英語でも親は同じようなことを子供に言うのだなあ、こんな単語を使って叱ったり心配したりするんだなあ、なんて。
テンポが良いので息子も飽きずに最後まで観ていました。まだ字幕の読めない3歳の娘もケラケラ笑いながら観ていたので、家族みんなで観るのに丁度良い映画だと思います。
サンタを卒業した子にも。「ポーラー・エクスプレス」
原題は“The Polar Express”、1985年に出版された絵本が2004年に映画化されました。
絵本は日本では「急行北極号」というタイトルで村上春樹氏が翻訳しているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
サンタクロースを信じられなくなった少年のもとに、大きな蒸気機関車「ポーラー・エクスプレス」がやってきます。
サンタを信じるこどもたちを乗せて走る、北極点へ向かう汽車。さまざまなアクシデントや冒険を経て、大切なものをみつけていくお話です。
こちらは小学校中高学年以上からかな、という印象。クリスマス・イヴのお話なのでちょっと暗めのパッケージに暗めのビジュアルです。子供には最初はとっつきにくいかもしれません。
まだもう少しサンタさんを信じていて欲しいな・・・という微妙なお年頃の子供と一緒に観て、フワッとさせておくのには良いかも(笑)
英語の難易度は低めですが、イケメンゴーストの使う英語に耳慣れないスラングが多いです。エルフになったスティーヴン・タイラーがゲスト出演しているので、エアロスミス好きの方は是非!
ファンタジー&コメディの「グリンチ」
原題は“Dr. Seuss’ How the Grinch Stole Christmas!”と長いですが、アメリカでも皆”THE GRINCH”と呼んでいます。
こちらも絵本が原作で、「キャット・イン・ザ・ハット」などで有名なドクター・スースの作品を2000年に映画化したもの。
世界で最もクリスマスを愛している街、フーヴィル。街中がクリスマス気分で浮かれているのに、ただ一人クリスマスが大嫌いなのはクランベット山に住むいたずら好きでひねくれ者の男グリンチ。
みんなのクリスマスを台無しにしてやる!と意気込むグリンチと心優しいフーヴィルの女の子シンディが出会い、グリンチがどうして意地悪ばかりするのかが徐々に明らかになっていきます。
この映画はとにかく世界観がかわいくて、街並みや人々の装いもたまらなくファンタジックでキュート!シンディの髪型なんてもう、真似したくなっちゃうくらい。
そんな可愛らしい街とおどろおどろしい見た目のグリンチのミスマッチ、ジムキャリーの特殊メイクとコミカルな演技が見どころです。グリンチの相棒のワンちゃんも芸達者でとっても可愛い!
わかりやすいストーリーと簡単な英語、子供も全年齢楽しめます!是非字幕で観て欲しい、クリスマスいち押し映画です。映画が気に入った方はドクター・スースの絵本も是非読んでみてくださいね。
子供が寝たあとは大人のラブ・ストーリー
クリスマス映画でイチバンのおすすめは「ホリディ」!原題は“The Holiday”、2006年の映画です。
ダメ男との不毛な恋に長年苦しんできたアイリス(ケイト・ウィンスレット)と、男勝りでバリバリ働く泣けない女アマンダ(キャメロン・ディアス)。
アイリスはダメ男の婚約を知り、ついに諦める決心を。アマンダは恋人の浮気が発覚し、ぶん殴って追い出します。
クリスマス直前に失恋したふたりはネットで意気投合し、休暇を取ってロンドンとロサンジェルスのお互いの家を交換することにして旅立ちました。
女性陣は可愛いし、音楽も素敵で文句なしに幸せな気持ちになれる映画。
元脚本家のおじいちゃん、アーサー役のイーライ・ウォラックがまたいい味出してるんです。この方は西部劇俳優として有名で、この映画に出ているのは90歳の頃なんですが、男性陣でいちばんのイケメンです。(最近98歳でお亡くなりになってしまいました・・・。)
何と言ってもイギリスとアメリカ、それぞれの英語が聞けるのがオススメポイント!アクセントの違いがよくわかります。
ヒューグラントがカッコ良すぎて死ぬ
もうひとつクリスマス映画でおすすめしたいのは「ラブ・アクチュアリー」 原題も“Love Actually”、2003年の映画です。
クリスマスのロンドンを舞台に、19人の男女の恋模様をオムニバス形式で描いています。秘書への恋心に悩む英国首相、愛する妻と子供がいるにもかかわらず部下に誘惑される会社社長、恋に臆病なOL・・・
9つのラブ・ストーリーが盛り込まれているのでひとつひとつのエピソードは短いですが、豪華キャストでそれぞれに感情移入できる素敵な映画です。
個人的なおすすめポイントはもう、断然、ヒュー・グラントのカッコ良さなわけですが、この気持ちは抑えつつ(笑)
こちらもイギリス英語とアメリカ英語が出てくるので比較が面白いというのもありますが、舞台がロンドンなのでイギリス英語が多いです。
注目したいのはイギリス英語の中でも首相の話す上品な英語と、秘書のナタリーの話すコックニーのアクセントの違い。
首相の話す英語はスピードが速くてもひとつひとつの単語がしっかり発音されていることがわかります。わたしはイギリス英語にはあまり詳しくありませんが、イギリスには今でも貴族制が残っているほどでかなりの階級社会です。
「アッパークラス、ミドルクラス、ワーキングクラス」という労働階級ごとに話す英語もだいぶ印象が違い、単語の選び方やアクセントで労働階級がすぐにわかるんだそうですよ。
ラブ・アクチュアリーではこの違いがとてもわかりやすく表れているので、注意して聞いてみてくださいね。
やっぱりクリスマスはハッピーに!
他にも「シザー・ハンズ」や「天使にラブソングを」「ダイ・ハード」など、この季節になると毎年観たくなる映画がたくさんありますが・・・
今回は家族で観られて血が流れず、あまり殺伐としていないハッピーエンドの映画をご紹介しました。
小学生くらいからこども向け映画なら字幕でも大体理解できるようになってきますし、簡単な英単語だと子供も意外と聞き取れるので一緒に英語学習ができ、字幕で漢字やストーリーを追う練習にもなって一石二鳥!
小さいお子さんとなら吹き替えで一緒に観た後に、字幕や英語のみで見返すと大人の勉強に役立ちます。お気に入り映画をみつけたら、難易度低めの映画は字幕なしで!
難しい映画はアクセントや単語に注目しながら、何度も繰り返し観るととても良い英語学習になります。年齢やレベルに合わせて、是非家族で挑戦してみてくださいね。