テニスの男子全米オープンで、実に96年ぶりの4強入りを果たした錦織圭選手。
最新の世界ランキングでは5位という素晴らしい活躍ぶりです!
そんな錦織選手の英語がスゴイ!!という噂を聞きつけ、早速検証してみることにしました^^
錦織選手は2003年、14歳でアメリカのIMGニック・ボロテリー・テニスアカデミーに留学。以降フロリダを活動拠点としているので、もう10年もアメリカに住んでいるのですね。
そりゃあもう、ほぼアメリカ人と変わらない英語を話すのでは・・・?
早速動画を見てみましょう!!
全米オープン準決勝試合後のインタビュー。
ハードな試合の後で、物凄い歓声の中インタビュアーの英語を聞き漏らさず、とても流暢な英語で堂々と自分の感情を表現しています。
喋り方や表情、間の作り方もとてもネイティヴっぽいですね~。
小さな文法の間違いや、“You know”を多く挟むのはちょっと気になりますが、日本語を英語に置き換えて組み立てている感じはほぼありませんね!
英語で聞き、英語で考えて、スピーディーにアウトプットしているなという印象です。
プライベートについてのインタビューを受ける錦織選手。
やはりA,U,R,L,Vなどの日本人の苦手な発音は錦織選手も苦手なようです。
しかしもちろん聞き取れないレベルではなく、ネイティヴにも充分聞き取れる綺麗な英語。
基本的に英語と日本語の翻訳作業を頭の中で行わなくても英語のみで会話ができているスピードです。単語やチャンクのストックがたくさんある証拠ですね。
時々三単元のsや複数形のsが抜けてしまったり、現在完了など複雑な文型になると間違いも見られますが、言いたいことはきちんと伝わっています。
20歳の頃のインタビュー。
直近のインタビューより若干拙い印象の英語ですね。
とは言えこの年齢でここまでしっかりとした受け答えをできるというのは素晴らしいです!
何よりスゴイのは、うまく言いたい英語が出てこなくても自信を失わず終始堂々としているところ。
14歳で単身渡米した錦織選手ですが、子供の頃は人前で話すこともできず、初めてアメリカ人コーチに挨拶する場面では何も話せず泣き出してしまったこともあるそうです。
しかし恩師である松岡修造さんに「俳優になれ!」との指導を受け、どんなに強い対戦相手にも勝てるぞという堂々とした態度、何があっても大丈夫だという強いメンタルを身につけていったのだとか。
渡米してからも、英語力はもちろん、体格の差などでもバカにされて悔しい思いはたくさんしてきたそうです。
普通の学生と違い、テニス中心の生活の中で英語を勉強する時間も体力もなかったでしょう。それでも粘り強く、諦めずにアメリカで頑張ってきた強い心が、錦織選手のテニスだけでなく英語力のカギでもあるのではないかと感じました。
錦織選手に学ぶ英会話
ちょっと詰まってしまうと途端に恥ずかしくなったり、自信がどんどん萎んでしまったり・・・
後からああ言えば良かった、あの時相手はこう伝えたかったんじゃないか、なんて色々考えてしまったり・・・
英会話にはつきものですよね!
でもそんな時は錦織選手のことを思い出し、俳優になったつもりで、間違えても堂々と、何度でも諦めず話してみるといいかもしれません。
「錦織圭選手の英語は日本人としてはかなりの高レベル!」
特にリスニングは完璧!スピーキングでのスピーディーな受け答えと堂々とした態度は、是非見習いたいものですね^^