日本語の「男友達」「女友達」
英語を使っていると、日本語の表現って楽だな~と思うことはよくある話。
中でも、日本語の「女友達」「男友達」の表現は、本当に便利だと思います。。
女性であれ、男性であれ、「女友達」も「男友達」も、友達は友達なんですから。
そして、「男友達と遊ぶ」「女友達と遊ぶ」と男女のどちらが言ったって、何の違和感もありません。
でも、それが英語になると、ちょっと違うんです。
自分が男か女かによって変わる、英語の「男友達」「女友達」
もう想像できたかと思いますが、「男友達」「女友達」を直訳すると、「ボーイフレンド」「ガールフレンド」。
そして、それは「彼氏」「彼女」の意味になっちゃいます。
だから、彼氏募集中の女性が「男友達と今度ご飯に行く」と言う時に、変に “boy friend” を使ってしまうと、「彼氏と今度ご飯食べに行く」になっちゃうのは周知の通り。
では、アメリカ人はこの「男友達」「女友達」をどう使い分けしているのでしょう。
それは、自分が男か女によって変わってきます。
まず、自分が男性だったら。
男友達は、そのまんま “friend” でも大丈夫。
でも、友達が男性であることを強調したい時は、“guy (男) friend” にします。
反対に、女友達はと言うと、そこは “female (女性)friend” になります。
では、自分が女性の場合はと言うと、男性同様、女友達は、そのまま “friend” で大丈夫。
でも、何故かみんな女友達のことは、“girl friend” って言っています。
男性が男友達を “boy friend” というとゲイだと思われるのに対し、女性は女性友達を “girl friend” と呼ぶのはオッケーなんですね。
それに対して、男友達のことは “guy friend”。
これは自分が男性の時の言い方と同じです。
“boy friend” は「彼氏」になっちゃうけど、”guy friend” なら「男友達」になるという訳です。
もう一度まとめると・・・。
会話に自然と溶け込むように使ってみよう!
こんなにごちゃごちゃ言うなら、男性も女性も、「男友達」は “male(男性)friend”、 「女友達は」 “female(女性)friend”(女友達)”で統一したら?!と思われたかもしれません。
勿論、その使い方も全くオッケーです。
実は私もそれで長いこと通してきました。
でも何故今になってこんなことを言い出したかと言うと、これまでの自分の言い方に最近「硬さ」を感じ始めたからなんです。
特に、女性は女友達のことを “female friend” と全然言わないので、そういう表現を使い続ける自分がとってもダサく思えてきたんです。
今回ご紹介した「男友達」「女友達」を上手に使い分けられるようになると、少しでも現地に馴染んでる感が出てきます。
みんなが自然に使っている表現を、自分も自然と会話に盛り込めた時、「あ!やった!」って気持ちになります。
是非その感覚を他愛のない会話の中で味わってみてください。