日本人を困惑させる「彼氏」「彼女」の定義

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長きに渡る遠距離恋愛の中にあった、曖昧な時期

大学時代に初めて主人と出会ってから、今年で早くも9年が経ちました。

2年前に結婚するまでの間、日本<=>アメリカ東京<=>日本国内の地方と、約7年に渡り、遠距離を続けて来た私たち。

付き合っていた時間だけは長いのですが、そんな中には、

仲は良いけど、友達?

みたいな時期や、

もう付き合うのは疲れた!距離を置こう!

みたいな時期もあったりで。

1年くらいは、お互いに「彼氏彼女って関係っていうか・・・

みたいなものでした。

そして、

私は一体あなたの何!?

みたいなうっとうしい質問を投げかけてしまうのも、こんな遠距離関係あってこそのものだと思っていました。

ひたすら曖昧な男女関係

が、アメリカへ来てよーく分かったのが、

アメリカ人はすぐに相手を「彼氏」「彼女」と定めない

ということ。

日本人の私から見て、

あんたら明らかに付き合ってるやん!!!

と思う男女でさえ、

He is not my boyfriend.(彼は私の彼氏じゃない)

と行って退ける有様。

しょっちゅう一緒にいて、手だってつなぎ、キスだってしてて、

なんで付き合ってるって言わんのやー!!

と思う訳ですが、そこは頑な。

He is not my boyfriend.” は変わりません。

じゃ、どこへ至れば「彼氏」「彼女」に変わるの!?

という問いに対し、

互いにそうだと思えたら

と、冷静ながら更に曖昧な答え。

なんか腹立つわ!!

日本人が困惑するアメリカ人の付き合い方

女性の方が日本人はアメリカ人と付き合うことの方が多いようで。

そんな日本人女性たちがしょっちゅう嘆いているのが、

「なかなかアメリカ人男性は、自分のことをガールフレンドだと言ってくれない

という、「遊ばれてるのかしら!?」と心配にさえなるような複雑な心情。

でも、アメリカ人に言わせると、

「相手の事は気に入ってるから一緒にいるけど、まだガールフレンドとまでは行っていない」

という、追い討ちをかけて「遊ばれてる!?」と思わせるような解答。

アメリカ人流の恋愛?を解剖

色々彼らに聞いて回って分かってきた事は、

アメリカ人告白なんてせずにスタートする

ということ。

男性からの「一緒にディナーでも」という誘いが、「あなたに興味があります」のサイン。

ここで、自分が相手に興味がなければ、ノーと断ってOK。

(ちなみに、アメリカ人は、日本人女性の彼氏がいるのに他の男性とご飯なら食べるということに大変困惑するそうで。彼氏がいたら、この誘いには必ずノーなんだそうです)

そして、ディナーで互いに楽しい時間が過ごせたなぁと思ったら、次の約束。

更にはどんどん頻繁に会い、色んな場所へ行ったり、色んな趣味を共にし、

この人ともっと一緒にいたい!!

と互いに思ったら、付き合い(「彼氏」「彼女」関係)成立なんだそうです。

あなたの事が好きです!付き合ってください!!

と、告白から始まり、相手を最初から「彼氏」「彼女」と呼び合い、徐々に互いの事を知って行く・・・という日本のスタイルとは真逆を行っているわけです。

恋愛に至るまで合理的

でも、何故に「彼氏」「彼女」とすぐ呼び合うのに抵抗があるのかを聞いてみると、

「だって、その方が気軽にお互いの事を知れて、嫌だと思った時に傷が深くないじゃん

という、なんとも合理的なご回答。

「それに、彼氏や彼女と定めた時点から、他の人の事を視野に入れられなくなるし」

と、更なる合理的アンサー。

「彼氏」「彼女」と呼び合うまでは、自分は縛られたくないなんて、付き合う事に対して律儀なんだか、そうじゃないんだか、こっちが混乱してきます。

良いなと思えるアメリカ人と仲良くなったら、早速、

アメリカ人の彼女(彼氏)ができたー!

と盛り上がるのではなく、どこかで

まだ相手を知る段階だ

と、自分を冷静に守る気持ちを持っておきたいですね。

そうする方が、日本人は傷が深くならずに済みそうです。

1コメント

  1. お互いを、知る期間を経て、晴れて付き合うときは、付き合おう!という宣言。みたいなものはあるんですか??そういうのがないとやっぱり不安…古い考えなのかしら…

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