大流行りのカップケーキ
2年前にアメリカに来て、びっくりしたのが、
空前のカップケーキブーム。
日本人お馴染みのマフィンとは一味違う、カップケーキ。
マフィンと比べると、
- サイズは一回り小振り
- しっとり度が高く、食べてもポロポロとクズが落ちない
- マフィンの食感というよりも、スポンジケーキ
- 上にアイシングが乗っている
- マフィンみたいにドライフルーツや、ナッツが入っていない
と、マフィンの種類みたいに見えて、全然違うスイーツ。
流行のカップケーキ屋となれば、長蛇の列。
ワシントンDCにある、Georgetown Cupcake もそんな店の内の一つ。
連日大流行りで、週末は店の外にまで列が出来るほど。
カップケーキが流行った発端
でも、何故にカップケーキがいきなりここまで流行ったのか・・・。
そのきっかけは Sex and the City のテレビドラマにあったようで。
主人公達がカップケーキ片手に・・・なんてのが火付け役になったのだとか。
確かに、カップケーキのポップな色合いとキュートなデザインは、ドラマの演出としてもぴったり。
カップケーキに対する私の本音
今や町中あらゆる所で売られているカップケーキ。
カップケーキの色のえげつなさは、着色料嫌いの私にはやっぱり抵抗があります。
しかも、ぶっちゃけ、そこまで美味しくないって言う現実。
一個4ドルくらいする高額なカップケーキ。
その割に、味は大味で。
しかも、小さいのにお腹にもたれるヘビーさ。
はっきり言って、私は
「カップケーキ、カップケーキってみんな言うけど、これのどこが良いんやろう・・・」
と陰ながら思っていました。
カップケーキに対するアメリカ人の本音
そんな中、主人の有人同士の集まりに参加した時のこと。
どどん!とテーブルに置かれた、カップケーキの箱。
「わ~い、カップケーキだ~!」と群がる友人たち。
が、そこでカップケーキを買って来た張本人が、
「って言うかさ~、カップケーキってそこまで美味しくなくないのに、なんか買っちゃわない~?」
と言い出しました。
こんなに買って来ておいてそのコメント!?
と思いつつ、
実は私も昔からそう感じてました!!
と身を乗り出して、賛同。
すると、
「そうなんだよね~、1個食べるとお腹にもたれるしね~」
と、アメリカ人らしからぬコメントをする人登場。
「半分食べて、飽きるよね~」
と、更なる「らしくない発言」勃発。
な~んや、結構みんなもそう思ってたんや!!
流行ってる割には・・・
そんなに美味しくないのに、なんで並んでまで買うの!?
と思うのですが、
カップケーキコンテストやらがどんどん開催され、カップケーキの美味しくない実状は無視され続けている今日。
カップケーキって、見た目が可愛くて、箱を開けると、
「わ~!」
ってなるのは確か。
「味はイマイチ」だけど、「目には美味しい」が勝っているんですね。
いつ「やっぱりカップケーキってそんなに美味しくないから、もうやめへん?」になるか、ちょっと見物です。