英語のトラウマと言えば英文法、英語は好きだけど文法は嫌い、つまらない、学校で痛い目見た……と、英語の勉強の中でも『嫌われ役』になりがちなのが英文法。
実際、「英文法大好き!」って人はあんまりいない(笑)
だけど、英語を使いこなしたいならやっぱり文法も避けて通れない。
海外旅行レベルなら単語ゴリ押しで切り抜けるって手もあるけど、英語圏の人としっかり話したい、対等に接したいなら文法は使いこなせるようになっておきたい。
とはいえ「ガリ勉はいやだー!」というのも本音。
文法の場合、勉強は避けて通れない。聞き流せば文法マスターとかそんな都合のいい話はない(笑)
ただ、『効率的な勉強法』はある。
というわけで、今回は『英文法を効率的に覚える4つのコツ』を特集!
英文法を効率的に覚える4つのコツ
英文法を効率的に覚える4つのコツはこれ。
2.まずは『構造読み』を覚える
3.問題演習を並行する
4.仕上げは英作文
ひとつずつ見ていこう。
1.文法書は1冊を使い倒す
英文法はとっつきにくかったり日本語とは違う考え方をしたり単調だったりするので、『教材の浮気』が起こりやすい。
要するに「もっとわかりやすい参考書があるはずだ!」って参考書探しに時間使っちゃうパターン(笑)
でも、これはおすすめしない。
どんな文法書にだって、メリットとデメリットがある。わざと突っ込んだ解説をしていない本もあれば、詳しい代わりにブ厚いものもある。完璧な文法書なんかないし、どの本使おうと難しい部分は難しい(笑)
だから、とにかく『これと決めた一冊』を使い倒すこと。
使い倒して物足りなくなったら、その時初めて新しい本を検討すればいい。
じゃあどの本がいいのか……というと、これもまた好み(笑)
ただ、一つ言えるのが『まずは中学レベルの文法を完璧に』ってこと。中学レベルができていれば日常会話は対応できるし、その後の勉強も頭に入りやすくなる。逆にそこがあやふやだと伸び悩む。
というわけで、中学レベルがあやふやな人は薄くて取り組みやすい本
中学レベルはバッチリだぜ!という人はブ厚くて中身が濃い
この辺りをフル活用しよう。
ちなみに、「どっちがいいかわからん!」という人は薄い方をオススメする。やりきることが何より大事だからね!
2.まずは『構造読み』を押さえる
英文法の勉強と言っても、片っ端からやればいいってものじゃない。たまにしか出てこない文法もあれば、なければ文が作れないレベルで大事なものもある。効率的に勉強するなら、使用頻度が大きいものからマスターしていくのは基本。
というわけで、真っ先に『構造読み』をマスターしよう。
『構造読み』というのはSVOとかSVCのように、英文を品詞で分けて文の構造を見ていくやり方……いわゆる文型だ。上で取り上げた『Mr.Evineの中学英文法を修了するドリル』はこの構造読みをガッツリ取り上げている。
構造読みは英文法の基本中の基本、料理で言えば包丁の持ち方にあたる。
例えば文法問題を解くとき、構造読みができれば「ここは構造的にOが入るから……」と考えることができる。たとえば、TOEICには、文の構造がわかれば単語を知らなくても答えられる問題が出てくる。日本で英文法を問われる場所と言えば試験、これは大きい(笑)
問題を解くときも、文章を読むときも、これがなければ始まらないってぐらい重要。
何よりもさきに『構造読み』をマスターし、そこに新しい知識を付け足していくイメージで勉強しよう。
3.問題演習を並行する
文法は「使ってなんぼ」。文法知識そのものは暗記だけど、残念ながら覚えただけでは道半ばで、覚えた後は『文法知識を活かすための訓練』が必要になる。
その訓練になるのが問題演習。英文法の知識と『実際にどう使われているか』の両方を押さえることによって、『単なる知識』が『英文を読み解くためのヒント』に変わる。というか、そういう使い方をしないと意味がない(笑)
具体的な勉強方法はこの動画で詳しく説明されてるよ。
問題集は本屋で見て、自分の気に入ったものを選ぼう。当然ながら、文法問題中心のものがいい(笑)
ちなみに、上で取りあげた『Mr.Evineの中学英文法を修了するドリル』はその名の通り文法書と問題集が一緒になっているし、Forestには専用問題集がある。
4.仕上げは英作文
英文法の勉強のゴールはズバリ英作文。問題演習は文法の確認だけど、英作文は実践。覚えた知識をいかに文章作成で活かすのかが問われる。
……マジな話、英作文をやると、結構な確率で英文法が頭から吹っ飛ぶ(笑)選択型の問題演習ではできてたはずの文法が、ちーっとも出てこなくなる。読解と作文の間には結構高い壁がある……。
だからこそ、超シンプルな英作文で文法の使い方を覚えることが欠かせない。
オススメなのはズバリこれ、『瞬間英作文』。
パラ見だと「なんだよこんなの簡単じゃーん」と思う。でも、実際やってみると「あ、あれ……?」って青ざめることうけあい(笑)
まとめ
英文法の何が難しいかって、知識は『暗記』なのに『文中で活用する必要がある』ってこと。暗記してなきゃ話にならないけど、暗記しただけでは活用できない。そりゃイヤにもなるよね!
ただ、英文法は『本気で英語に取り組む』なら絶対に必要だし、使えるようになると応用範囲も広い。試験では貴重な得点源にもなるし(笑)
もともと、英文法はルール。スポーツのルールに理解不能なものがないように、英文法もちゃんと理解できるように作られている。めんどくさくてもやればできる、地道に確実にクリアしていこう。