突然ですが、アメリカ人は忍者が大好きです。
サムライやゲイシャは知らなくても、スシは食べたことなくても、ニンジャはみんな知っています。Skypeの絵文字にはなぜか忍者がいるほどです。アメリカに一定期間滞在すれば、必ず「ニンジャは今もいるのか」と聞かれます。
今回はそんなニンジャ好きなアメリカ人エピソードを集めてみました!
今日バイト中にトイレ探してる外国の人がいたから「トイレはあちらですよー」って案内したらキョトンとした顔で「え?なんでわかったの?もしかして忍者!」って言うから「え、あ、はい」って答えちゃって「ほんとに!サインちょうだい」って言われてNINJAってサインしたけどなんかごめんなさい
— むじ (@muzikzak) April 21, 2012
僕「おはようございますー」
アメリカ人社長「おはよう」
僕「ここ来る前に忍者見たよ」
米社長「マジで!」→事務所から飛び出す
— ふじわらさん (@oldwoman0920) August 27, 2015
アメリカ人に「外人がみんな忍者信じてると思うなよ」って言われたけど「まぁそういう風に思っといた方が幸せかもね」と意味深に答えたら「えっ…日本人のそういうとこヨクナイ」ってめちゃくちゃ食いついてきたことがあったからあいつらカワイイ
— ねじ犬 (@nejicity) May 29, 2011
アメリカから来た留学生がコンビニ弁当を食べようと割り箸の袋を破ったら、つまようじが指に刺さって「アウッ!これがジャパニーズニンジャのやり口か!」って日本に来て早々衝撃受けてた。
— コエちゃん (@koenokio) January 6, 2012
どうです、このニンジャ愛。これネタじゃなく本当なんですよ。(もっとあるので、続きは記事末にも。)
子供は勿論のこと、いい年した大人も、学校のトイレでマリファナとか吸っちゃう不良も、「じいちゃんがニンジャだ」と言えばもれなく「マジで!?」と目を輝かせて色々質問してきます。なんでこの人たちこんなに忍者が好きなんだろうか。
なんでサムライじゃダメなのか
日本人的には、「忍者なの?侍じゃなくて?」と思うところなんですけれども・・・。
何なんでしょうね?友人のニンジャ好きアメリカ人に聞いたところ「サムライは衣装がイマイチ」だそうです。
えっ・・・そうかな?侍かっこいいじゃん・・・忍者はどっちかっていうとダサめ?
しかしアメリカ人男性は特に「男らしさ」にこだわる人が多いので、袴がスカートっぽいのがダメなのかもしれないと勝手に予想しています。あとゴテゴテ色々ついてるのも「男らしくない」のかもしれない・・・。
ニンジャ愛のルーツ
じゃじゃん!
「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」
犯罪者やエイリアンと戦う謎の4人組、その正体はニューヨーク市の下水道の中で暮らしている亀で忍者でティーンエイジャー!という、今となっては「なんでそんな設定にしたんだよ!」と激しくツッコミたい作品です。
日本でも放送していたので記憶にあるという方も多いはず。1987年から2012年にかけてアニメ放送されていた、ロングセラー中のロングセラー。この世代の男の子たちはみんなタートルズを観て育っています。
そう、日本の子供がみんなかめはめ波を出していたように、アメリカ人はみんなニンジャの真似をしていたのです。タートルズに出てくるニンジャが日本の忍者像と一致するかどうかはともかく、ニンジャ好きになって当然です。
現代のニンジャ、タートルズからナルトへ
最近は何と言ってもNARUTOですね。もう、びっくりするほどみんな知ってますNARUTO。アメリカ人は大好きです。
ナルトは日本でも有名ですが、ちょっとアニメ観てる人じゃないと知らない「バジリスク~甲賀忍法帖~」なんかもアメリカでは大ヒット。アメリカでのほうが有名なんじゃないだろうかと思います。
意外なところでいくと「筋肉番付」。アメリカで”Ninja Warrior”とかいうタイトルになって放送されていて、アメリカ人はこれを観て現代のニンジャだと思っている・・・のかどうかはわかりませんが、とにかくニンジャとつけばヒットする、くらいの勢いですね。
こんなテレビ事情ですから、最近の子供たちもきっと立派なニンジャ好きになるのでしょう。
そもそも忍者の何がそんなにイイのか
結論から言うと、
「修行すればなれる」
これが魅力なんじゃないかと思います。
アメコミのヒーローってもれなく超人なんですよね。40メガトンの核爆発に耐えちゃうスーパーマン、100トンでも持てちゃう腕力のハルク、手からワイヤー出してどこでも登っちゃうスパイダーマン、どんなに頑張って鍛錬したって超人にはなれそうにありません。ちょっとモノマネすらできないレベル。
でもニンジャは違います!修行をつめば誰でもなれるし、静かに歩く練習なら家でもできる。「俺、ニンジャの修行してるんだ」と言える訳です。
シンプルだからコスプレもしやすそうですね。黒い布で頭と顔を覆って、「アチョー」とか言いながらヌンチャク振り回したらなんとなくそれっぽくてカッコイイ。(アメリカ人のニンジャ像なんてこんなもんです・・・)
他にも暗視とか洞察力とか、スパイ的要素がオトコゴコロをくすぐります。遺伝子や特撮はどうしようもありませんが、ニンジャなら自分にもなれるかもしれない。
ニンジャとはまさにアメリカン・ドリーム。アメリカ人に愛される理由はこの辺りにあるんじゃないかと思っています。
もしアメリカ人にニンジャについて聞かれたら、是非「昔はたくさんいたけど、最近は見ないね」と答えてアメリカン・ドリームを守ってあげてくださいね!(笑)
フィンランドのヘヴィメタルバンド、バトルビーストが「ブラック・ニンジャ」という曲を出しています。
ブラックニンジャー!
「これこそ外国人のイメージするニンジャ像!」というPVですね。どうやらフィンランドでも忍者は愛されているようです。
アメリカ人がNinja Shoes 買っちゃったよ、とFBにあげてたのでよく見たら地下足袋だったw 大層気に入ってるそうです。可愛いヤツww
— abi (@blue_fishes) September 2, 2015
外国人と話すとき結構な頻度で「日本の忍者やばいから。実はフリーメイソンとかアノニマスっていうのは忍者の別名でさ~」って話すんだけど、最初笑って聞いてたやつが段々真顔になって「really?」って繰り返しはじめて、いや~愉快愉快
— けん茶ん (@people396) November 7, 2015
プリキュアを観たアメリカ人「oh , ninja barbie…」
— こよ (@mofpaca) May 24, 2015
電車で外国人二人がナンジャタウンのパンフレットを眺めながら「ニンジャじゃなかったね…」「ニンジャ会いたかったね…」って残念そうに話しててこっちまで切なくなってくる。
— マルキン (@ma_ru_kin) May 19, 2012
「修行すればなれる」切ない
燃えよNINJA・・・
今からでも遅くないので、
池袋ニンジャタウンに名称変更して、サンシャインシティーを忍者の里にしたらいい。
豊島区は、消滅可能性都市から、忍者の棲む街として復活するのだ…
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