年が明けたと思ったら、あっという間に街はバレンタイン一色!日本では女性から男性にチョコレートを贈りますが、なんと女性から男性へのバレンタインは世界でも日本だけの風習って、ご存知でしたか?
今回は男性から女性へ贈り物をする、正反対のアメリカのバレンタインをご紹介していきます。
バレンタインの由来
英語ではSt. Valentine’s Day、聖バレンタインの日。実はバレンタインさんの命日なんです・・・。
時はローマ帝国時代に遡ります。当時ローマでは「愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がる」という理由で、結婚が禁止されていました。
キリスト教司祭だったヴァレンティヌス(バレンタイン)は内緒で恋人同士の兵士を結婚させてあげたのですが、それがバレて捕らえられ処刑されてしまいます。この処刑の日が後のSt. Valentine’s Dayです。
こんな背景を踏まえると、日本の「女性から男性にチョコを贈る日」というイメージがちょっと異端なのもよくわかりますね。
バレンタインに告白するのも日本だけ?
日本ではバレンタイン=告白する日!というイメージが強いですが、海外では基本的に恋人同士のイベント。
相手のいない人は恋人たちを見て「ケッ、何がバレンタインだ」と思いながら・・・かどうかはわかりませんが、普通の一日を送ります。
アメリカでのバレンタインは男性が恋人やパートナーに日頃の感謝を込めて贈り物をして、愛を伝える日というイメージが一般的。友達同士でワイワイお菓子やカードを交換することはありますが、「義理チョコ」は存在しません。
では告白はしないのか?と言うと、これはちょっと判定がビミョーなところ!バレンタインは「告白するための日」ではありませんが、この時期にだけ使える告白のフレーズは存在します。
それは・・・
“Be my valentine”
「わたしのバレンタインになって」・・・?どういうことでしょうか?
このvalentineは「バレンタインを一緒に過ごす特別な人」という意味で使われます。
男の子からでも女の子からでもOK!バレンタイン前の時期に異性からちょっと改まって”Will you be my valentine?”と言われたら、それは「恋人になって」ってことかも・・・。
でもこのフレーズ、友達同士で使ったり、ふざけて言うこともあります。シチュエーションによってはすごく微妙ですよね!?
恋人になって、という意味なの!?それともジョークなの!?わたしの反応を見てるの!?と詰め寄ってしまいそうです(笑)
告白に使うのなら、是非わかりやすくロマンティックなシチュエーションで使いましょう!
アメリカ人はチョコレートを贈らない!?
この時期バレンタイン限定の可愛いお菓子がたくさん売られていますが、お菓子はメインではありません。
男性からのプレゼントで外せないのは、まず赤い薔薇とカード!
そしてチョコに限らずバレンタイン仕様の可愛いお菓子、ぬいぐるみ、バルーンなどを一緒に。大人だとアクセサリーや下着などを一緒に贈ることもありますね。
アメリカの学校では、バレンタイン当日は花束とぬいぐるみやバルーンを抱えて歩いている女の子がたくさんいて、その光景もとっても可愛いんです!
アメリカでは基本的には男性から女性へ贈り物をしますが、同時に女性から男性へもカードやお菓子を贈ることが多いです。
日本のホワイトデーのようにお返しをする日がありませんので当日交換しあい、おしゃれなレストランで食事をしたり、いつもとちょっと違うゴージャスなデートを楽しみます。
日本人的感覚だと結婚記念日や付き合った記念日のようなイメージですね!
アメリカ流バレンタインのススメ
いかがでしたか?
日本ではまだ「女性から男性へ」が一般的なバレンタイン。今年は逆に男性から女性へ贈ってみるのも素敵なサプライズになるのではないでしょうか?
そしてアメリカのバレンタインはプロポーズに人気の日。日本の男性にも是非、バレンタインのプロポーズをオススメしたいと思います!
昨年はレディ・ガガがバレンタインにプロポーズされたというニュースもありました。
プロポーズがバレンタインだった夫婦って、アメリカではすごく多いんですよ~!聖バレンタインの由来を知ると、なるほどプロポーズにピッタリな日ですよね。
プロポーズはまだ・・・という方や既に結婚されている方も、今年はちょっと違った気持ちで、女性に感謝の気持ちや愛の言葉を伝えてみてはいかがでしょうか?
Happy Valentine’s day!