前回の記事では英語を殆ど使わずに個人輸入ができるサービス、セカイモンをご紹介しましたが、「日本語で個人輸入ができれば楽だけど、手数料もかかるしせっかくだから自分でやってみたい!」という方もたくさんいらっしゃると思います。
そこで今回はセカイモンを卒業して、本家eBayでのお買い物方法をレクチャーしていこうと思います!
ヤフオクを利用したことがあれば、大丈夫!
まずはeBayトップに飛んでみましょう!
アメリカンなトップですが、大丈夫です。落ち着いてよく見れば、ヤフオクとあまり変わらないのです。システムだって同じようなものです。
あせらず欲しいもののカテゴリを選択するか、キーワード検索してみましょう。
おお!?
日本円で表示されています!最初の登録でロケーションを日本にしたからですね。
これで面倒な計算は必要なくなりました(笑)いちばん安いものを選んで開いてみます。
詳細を見てみましょう。
商品価格はGBP 50.00(50イギリスポンド)で、これはJPY 7,967(7967円)ですよ!と書いてありますね。
その下にはShipping: GBP 13.86 (approx. JPY 2,209) 送料は2209円と表示されています。
その更に下を見てみると、こんな表示があります。
GBP 0.00 (amount confirmed at checkout)
No additional import charges on delivery
これがeBayでの最初の落とし穴!!
この場合は0円なのでOKですが、ここの数字をよ~く見ておくのが大事です。詳しく解説していきましょう!
Global Shipping Programに要注意
Import chargesというのは出品者がeBayのGlobal Shipping Programというサービスを使っているときに表示される金額です。
先ほどとは別の、こちらの商品では
$39.76 (amount confirmed at checkout)
No additional import charges on delivery
となっていますね。
注釈を見てみると、
This amount includes applicable customs duties, taxes, brokerage and other fees.
ここに関税、消費税、仲介手数料その他すべてが含まれています。と書いてあります。
つまり支払い時に商品の代金と送料、そして関税まで全て払うということ。
荷物を受け取るときに関税分の代引きが必要なく、届くまで関税額がわからなくてドキドキ…とか、届いてみたら関税が予想以上に高くてビックリ!なんていうことにはなりませんよ、というサービスですね。
出品者側にも、海外発送とかやったことないし、よくわからないし・・・という人はこのサービスを使って、商品を国内にある出荷センターに送ってしまえばそこから先の国際輸送をeBay側がすべてやってくれて破損や紛失の責任なども問われないというメリットがあります。
しかーし!コレだけ見ると便利に思えますが、金額をチェックしてみるとどうなるでしょうか・・・?
まず、この商品は$255のドレスです。
課税価格の合計額が20万円以下の場合には、一般の関税率とは別に定められた簡易税率が適用されます。
この簡易税率で衣類にかかる関税は10%。個人的使用の目的で輸入する貨物の課税価格は、海外小売価格に0.6を掛けた金額となるので$153の10%=$15.3、およそ1700円ほどが関税としてかかるはずですね。
これに消費税をプラスすると3000円くらい。ドル換算すると26ドルちょっとになります。
でもこのImport chargesは$39.76、日本円で4516円ですから、1500円くらいeBayに手数料を取られている計算になります。
差し引き1500円の損ならまだマシなほうで、課税価格が1万円以下の貨物の場合は原則として、関税、消費税などは免除されますが、$70くらいのドレスにもこのImport chargesが乗っている!なんてケースもあります。この場合全額が本来支払う必要のない金額ですから、大損になってしまいますね。
でも売り手側がこのサービスを利用していると買い手側には選択肢がありません。
この場合「仕方ないな」と諦めるのも良いですが、絶対に払いたくない!という方は売り手に直接交渉してみるというのも手です。
このあたりのお話は、次の上級者編でしていきたいと思っています^^
支払ってみよう!
さて、話を戻してお会計です。下のほうにスクロールして、送料等をよく確認したら・・・
Buy it nowをポチッ☆
Processed by PayPalと書いてあるので、クレジットカードを選んでも結局PayPalでの支払いになりますね。
あとはPayPalでカードや住所などの情報を入力するだけ!・・・
・・・ではないのでご注意ください!!
PayPalにもある!第二の落とし穴
PayPalさんは勝手に独自の為替レートで変換した日本円で払わせようとしてきます!
9672円と表示されていますが、今回のお買い物は58イギリスポンド。今日の取引レートで換算すると9298円。
つまり374円、4%近くもPayPalに手数料を取られることになります。もったいないですね☆
ここまで来たのですから無駄はとことん排除していきたい!
赤丸の部分をクリックして通貨を元のイギリスポンドに戻します。
売り手の請求書に記載されている通貨で支払う。にチェックをして送信します。
これでやっと支払いボタンを押せます(笑)
※ちなみにJCBだけはこの裏技が使えませんのでご注意ください!
・・・などと細かいお金の話ばかりで混乱してしまったかもしれませんが(でも大事なところ!)、そこを除けば海外サイトだからといって、日本の通販・オークションサイトとほとんど変わりません。
ちょっとの手間さえかければ、海外でしか買えないブランド品を買えたり、海外発の商品を日本で購入するより何千円・何万円と安く買うことができます。
最近では海外の商品を日本向けに販売しているショップも増えましたが、意外と彼らもebayやその他海外ショッピングサイトを利用して仕入れをしていることが多いです。
そこで余計な手数料を取られるよりも、自分で英語の勉強と思いながらお得に買い物をするのはまさに一石二鳥です。
注意点だけキチッとおさえておけばOK!あとはあまり構えずにお買い物を楽しんでくださいね!
grobal shippingを利用しない場合のセラーへの交渉の英語例文に期待しています!
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