*2013/11/20追記
ロゼッタストーンの販売ページや料金体系等が、2013年夏にリニューアルされたので、最新版のレビューを書きました。
学習内容自体はリニューアル後もほぼ変わっていないため、当記事も引き続き掲載を続けます。
はじめに……
このページは『ロゼッタストーン』のプログラムの一つ、『Course』を取り上げたページです。全体のレビュー、『Studio』『World』については下記リンクからどうぞ!
ロゼッタストーン『Course』とは?
まずはこのビデオを見てくれ!(注:公式)
この動画でプレイしてるのが『Course』。といっても動画だけだとよくわからない……よね。
OK、ならば実践だ(*´∀`)
というわけでプレイレビュー、スタート!
どう見てもゲームです
まず、『Course』を起動するとこんな画面が出てくる。
(´-`).。oO(……どこかで見たような……)
(゚∀゚) これだ!
そう。
この『Course』、いわゆる『ステージセレクト型のゲーム』と同じつくりなんだ。アイコンとチェックボックスがそれぞれステージになっていて、クリアしながら先に進んでいき、各ステージの最後にはボス戦もどきの手ごわいコーナーまで完備!
ゲームとの違いは
どのレベルのどのステージからでも始められる
ゲームオーバーがない
この2点かな。最初の数ステージをやってみて「んー、レベルが合わない」と思ったらすぐに別のレベルに移れる。これは嬉しい。それに、何回間違えても最後までプレイできる。ただし正解率が一定以下だと赤い×マークがつくからちょっと悔しい(笑)
※追記※ブラウザ版のメニュー画面はこんな感じ。
というわけで、中の問題をさらにチェック!
多種多様な問題パターンを撃破せよ!
『Course』の問題には大きく分けて
『絵合わせ』
『選択』
『発音』
『ライティング』
『マイルストーン』
の5種類。各レッスンには『文法』や『単語』といったテーマが設定されてるけど、問題パターンは5種類の組み合わせ。
細かく見ていくよ!
ひとつひとつをこまかーく見ていくと……
まずは『絵合わせ』。
こんな風に、単語/英文にあった写真を選ばせる方式と
文章も表示されない状態で『読み上げられた英文にあった絵を選ぶ』式があり。レベルが低いうちは前者が多いものの、レベルが上がるに従い後者が増えていく。
次に『選択』。
こんな風に、文章の一部の単語を選択させる形式。
次に『発音』。その名の通り『マイクに向かって話しかける』形式です。そしてこの『発音』こそ、ロゼッタストーンの肝なんだ。
マイクに向けて喋ると、音声認識プログラムにより、発音やアクセントを自動でチェックしてくれる。
問題は主に
このように『英文を表示した状態で発音させる』方式と
このように『文字を表示しない状態で発音させる』方式、
そして『自分で文章を考えて話す』方式の3つ。
実際に声を出し認識してもらうので、やりがいありあり!ただ、音声認識ソフトは完璧じゃないので反応してくれないことも。否定語を間違えてたり料理名を間違えたりしても意外と通ったりする(笑)精度が悪くて認識しないのかこちらの発音が悪いのかの区別がつかないのが問題といえば問題かも。
そして『ライティング』。
英文が読み上げられ、その『読み上げられた英文』を画面に打ち込むという課題。これは『一文字』違うとバツでやり直しなのでかなりシビア。
そして最後に『マイルストーン』。これはいわゆる『中ボス』的なコーナーで、各ステージの最後に出現。どんな内容かというと、『自分で台詞を考える紙芝居』。
こんな感じで、紙芝居形式で写真が表示され、シチュエーションにあった文章を『ゼロから自分で考えて』発音していく。
正直なところ、これ結構キツイ(;≧皿≦)。レベル1でも頭真っ白になる。一応何かしら口にすれば答えの文章を表示してくれるけど、自分が言った文章と全く違った場合の『負けた感』がもうハンパない(笑)
……と、こんな感じで、バラエティ豊かな問題がてんこもり。ひとつひとつの問題は非常にシンプルだけど、あの手この手を使ってくるので飽きずに取り組める。
レベル1~5、どう違うの?
と、こうくれば次に気になるのは『レベル1~5って具体的にどのぐらい違うの?』というところでは( ̄∇ ̄)?
というわけで、検証してみたよ!この画像は『発音』のコーナーをレベルごとに並べたもの。文法とかだとまた違った印象になる……かも?
……と、こんな感じで、レベル5になっても手も足も出ないってことはない。これを取り組みやすいと考えるか、やさしすぎると考えるかは人それぞれかな、と。基本的に初心者~中級者向け。
どんな学び方をすればいいの?
『Course』は一人でもくもくとプログラムを進める教材なので、プログラム以外に復習とかする必要はなし。(というかそれ以外やりようがない)
ちなみにiPhoneやiPadのアプリ版もあるから、スキマ時間にも勉強できる。発音問題を飛ばして進めることもできるので、電車の中でも安心(笑)
ちなみにipadアプリ版の見た目はこんな感じ。
パソコン版とほぼ変わらない。ただ、入力の関係なのかipad版は『ライティング』が飛ばされる。そこだけご注意。
60歳のおばちゃんに聞いてみた
……と、ここまで読んで『パソコン使ったゲーム形式』と言われると「実は難しいんじゃ……?」なんてキモチになってる人もいるかも?
よし、じゃあおばちゃんに聞いてみよう!
というわけで、英会話学校に通っているらしい用務員のおばちゃん(60歳、高卒、英語資格ナシ、実力は初心者レベル、英会話教室通学中&パソコンスキルは『かろうじてメールが打てるレベル』)に頼んで『ロゼッタストーン』を実際にプレイしてもらったよ!
――おばちゃんの目がキラキラしてる……だと……?
これおもしろいよ! 今までやった教材の中で一番面白いかも!
――それは良かった! どんなところが面白い?
やっぱりね、問題を解いていく形式なのがいいね。
しかも写真を使ってるから分かりやすい!
たまに女の人か男の人か分からない写真も出てくるけど
――出てくる写真はワールドワイドだよね
舞妓さんとか出てくるからね。ちょっとビックリした
――使い勝手は?
説明してくれないから、最初は何をどうすればいいかわからないのがちょっと不親切かな。でもすぐに慣れるよ。選ぶのと発音するのが中心だから難しい操作はいらないしね
――音声認識プログラムはどう?
これいいよ! ちゃんとチェックしてくれるのがいいね。つまづくと先に進ませてくれなくてイライラしてくるけど(笑)
――ズバリ、星いくつ?
5つ!iPadに入れてくれてありがとうね、毎日がんばっちゃうわ~
『Course』って、結局どうなの?
勉強だとしんどいことも、ゲームだったら続けられる。
それが『Course』を通しての感想。実際、『問題の内容そのもの』は手堅くオーソドックスなものを繰り返す、いわゆる『くもん』みたいな感じなんだ。ただ、ゲームの形を取っているからマンネリを感じにくく、楽しく取り組める。切り口を変えるだけでここまで面白さが変わるんだね!
ただ、ゲームっぽさ、継続しやすさを優先した(?)説明不足間があるのは事実。『Course』は『World』とちがって『ゲームっぽい教材』なので、ロゼッタを『勉強のため』と思って取り組むと欲求不満になるかも。そこはもう相性の問題かな。
まとめれば
これは勉強じゃない、ゲームなんだ。そう思えれば勝てる。
ゲームとかパチンコが好きな人にとっては最高に相性がいい教材になるんじゃないかな。
案ずるより生むがやすし、ということで……
……と、色々説明してきたものの、ぶっちゃけ自分でプレイしてみるのが一番手っ取り早い(笑)公式で『Course』と『World』の一部がプレイできるから、まずは試してみると感覚が掴めるよ。何かを申し込んだりしないでその場で体験できるからお手軽だし。
お手軽だけどロゼッタがどんなものかはちゃんと分かるから、体験版で「いける!」と思ったら間違いないし、「合わないかも」と思ったら合わない可能性高い体験版は無料なので、ぜひやってみてね!
終わりに……
『ロゼッタストーン』は内容もボリュームもたっぷりなので、3記事にわけて紹介中。ぜひ『全体レビュー』と『Studio&World編』もチェックしてみてね!