「手軽に本気で英語を頑張ってみたい」人のための英会話教材
お得度 | 20点/20点 |
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手軽さ | 16点/20点 |
オリジナリティ | 12点/20点 |
信頼度 | 14点/20点 |
満足度 | 18点/20点 |
合計 | 80点/100点 |
ざっくり言って、どんな教材なの?
『手軽なのに本格派!使える英会話をピンポイントで学べる教材』。『手軽なのに本格派』って矛盾してるようだけど(笑)この教材は本格的な英会話レッスンと手軽さが両立している。この教材だけで『リスニング』『スピーキング』『ディクテーション』が学べちゃう、『美味しいとこどりの教材』。
テキストやCDの内容は定番の『日常英会話』で、それぞれに『気軽に取り組めるように』という工夫がぎっしり。芸能人を宣伝に使ってる英語教材って費用の大半が広告費だから内容が薄いことが多いんだけど、この教材はしっかり作りこまれてる。正直驚いた
特に『言い回しによる細かなニュアンスの違い』は結構衝撃。日本にいたら絶対分からない、他の教材には書いてないニュアンスの使い分けは知ってるだけで英語上級者と思われそう(笑)
音声も他の教材のいいとこどりで、『スロー』『通常』『高速』の3種類入り。それもただ入れるのではなく、『リスニングなら高速と通常』『スピーキングならスローと通常』のように、しっかり使い分けてくれている。教材の個性を出すためじゃなくて、「どうやったら頭に入りやすいか」考えてくれてるのを感じる。もちろん難易度も控えめ。
ちゃんと勉強する人のことを考えて作ってくれている、誠実でいいとこ取りの教材だよ。
どんな特徴があるの?
ネイティブイングリッシュの特徴は主に2つ。
● 『スロー』『通常』『高速』の3段音声
● 英語圏ならではのニュアンスの違い解説
まず『3段階の音声』。『スロー+通常』『通常+高速』というタイプの教材はよくみかけるけれど、3つ全部が入っているものは珍しい。しかもただ3つを並べてるんじゃなくて、使い分けている。
例えば
■リスニングCD:
ハイスピード英語⇒ハイスピード日本語⇒通常英語⇒通常日本語
■スピーキングCD:
ナチュラルスピード日本語⇒スロー英語⇒高速英語
■英語オンリーCD(ディクテーション):
ナチュラルスピード英語のみ
と、きちんと使い分けられている。ただ、スロー音声は正直あまりスロー感を感じない。その分、機械で無理やり遅くしたときのような気持ち悪い音はしないから聞きやすくていいかも。
次に『英語圏ならではのニュアンスの違い解説』。ぶっちゃけこれがこの教材最大のポイントで、他では学べない情報が詰まっている。英語にも関西人の『バカ』『アホ』の使い分けみたいなニュアンスの差があるんだけど、これって日本にいたら絶対分からない。
その『ニュアンスの違い』を教えてくれるのがこの教材。
これを知ってると知らないとでは、相手に与える印象が大違い。相手が英語圏の人であればあるほど、「わかってるな、この人」って思われやすくなる(笑)
しかもこの教材、テキストに解説を載せるだけじゃなくて、『ニュアンス解説CD』までついてくる。このCDはラジオ番組のおたよりコーナーみたいなノリでニュアンスの解説をしてくれるんだけど、やたらクオリティが高い(笑)車で流れてたら10人中10人がラジオ番組だと思う、それぐらいノリが良く、それでいて聞きやすい。合計3枚しかないのが残念、もっと作って欲しかった(笑)
どんな内容なの?
基本的な内容は『日常会話』。基本的な短い会話を、ニュアンスの違う言い回しを含めて覚えていくスタイル。いわゆる定番、よくある会話をまとめているので使いどころもイメージしやすい。テーマごとに分かれているだけで徐々に難易度が上がるというわけではないので、不要だと思った箇所は飛ばすのもアリ。
ぶっちゃけ、内容については『オーソドックスな英会話』以外に言いようがないんだな、これが。英語教材は『オーソドックス=使い勝手がいい』なので、これでいいのだ(笑)
どんな人に向いているの?
ネイティブイングリッシュが向いてるのはこんな人たち。
● 海外旅行で困らない程度の英語力がほしい
● 初心者だけど、リスニング、スピーキングを両方鍛えたい
● 移動時間を使って英語の勉強をしたい
つまり『英会話を勉強して、ちゃんと喋れるようになりたい』という人向け。
リスニングもスピーキングも、ディクテーション(書き取り)もできるので、英語力全体を底上げできる。
CDは『リスニング』『スピーキング』『英語オンリー』『ニュアンス解説』に分かれているので、やりたい内容に合わせて選べるし、テキストも邪魔にならないサイズで勉強しやすい。
ニュアンス解説なんて、ノリが良すぎてついつい何度も再生したくなる。家事をしながら聞くのもいいかもね。ただ、聞き流しで英語ができるとは決して言っていないのでそこは注意(笑)
開けてみた
というわけで、そろそろ中身をご開帳~!
全体の量はこんな感じ。青いパッケージが基本セットで、赤いパッケージが特典のビジネス英語セット(今ならキャンペーンでついてくる)。ケースは薄手に見えるけど、実は1ケース中に6枚のCDが入っている。
CDの総合ボリュームは22枚(うち4枚は特典のビジネス英会話CD)で結構ガッツリ。ただ、全部の内容が違うわけではなく、『スピーキング』『リスニング』『英語オンリー』で使いまわし同じ内容を扱っているので、実質的なボリュームはそんなに多くはないよ。
テキストはA6サイズ、190ページと、こちらも結構なボリューム。ただ、1ページあたりの情報量は控えめだし読みやすいので、取り組みやすいんじゃないかな。
開いたところ。基本的に1日1ページ進めるタイプ。
カリキュラムは基本的に『1週間にワンテーマ』で組まれている。1日目と2日目、3日目と4日目、5日目と6日目が上の画像のようにセットになっている。1~6日目までは、基本的に『会話』が中心になる。
で、7日目には6日間のまとめとなる記事(天気の会話なら、天気のニュースなど)で、一週間の総括をする。どんどん進めたい人は2日分ずつやっていくのもオススメ。
聞いてみた
解説してるだけじゃ音声スピードやノリがわからな~い!ということで、サンプル音声を作ってみたよ!
聞いて分かるとおり、ニュアンスCDが妙にノリが良くてラジオ番組的な完成度が高い。途中でCMや番組名が入っても違和感ない(笑)
でもって、高速は確かに高速なんだけど、スローがめちゃくちゃ分かりにくい(笑)ぶっちゃけ最初は違いが分からなかったスロー音声を売りにしている『スピークナチュラル』と比べると、スロー音声の作りこみはあちらの方が一枚上手だね。
気軽に試せる返金保証が嬉しい!
「サンプル聞いても、実際手にとってみないとわからないよな~」って思うよね?そんな人のために、ネイティブイングリッシュは『60日以内の返金保証』がついている。しかもこの返金保証『開封後であってもOK』という太っ腹っぷり!
この『開封後であっても返金OK』って、実は結構珍しい。『無料お試し』って言ってるくせにサンプルと商品送りつけてくるどこぞの企業とは大違いそれだけ商品に自信があるってことの表れだよね。
まとめると……
「手軽に本気で英語を頑張ってみたい」という人のための『お気軽だけど地に足の着いた教材』。
初心者にもできる程度にやさしくしつつ、リスニング・スピーキング両面から英語に向き合えるようにしてある。収録されている英語はどれも『いつ、どこで使うか』がイメージしやすいもの。
それこそ「2020年のオリンピックに向けて、ちょっとでも英語が喋れるようになりたい」人にもオススメできる。
『必要な英語をチョイスして学びたい』『やるならリスニングもスピーキングも書き取りも全部やりたい』というよくばりさんなら、一回やってみるといいんじゃないかな?